「ザ・シンプソンズMOVIE」日本語吹替えタレントの発言について

声優変更を考える会は、11/29(木)に六本木ヒルズのタレント吹替え版試写会の後に行われた記者会見における、
田村淳氏と所ジョージ氏のザ・シンプソンズMOVIEに対しての発言について強い憤りを感じています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071130-00000007-cine-movi

田村淳氏
「確実に言えるのは、観ても絶対に泣けない、ということ。意味がわかんなくなっても、観終わった後に熱い論議を交わさないでください」


所ジョージ
「この映画に手応えを感じられる人は心に余裕がある人で、『これ、どうなんだろう…?』って思った方は心の貧しい人です」
「これってそんなにいい映画でしたっけ?評価を下すというよりも、ただ観てほしい。ていうか評価に値しないんでね」
「ひとつひとつのシーンに、決して意味はありません」

上記の発言は原作者マット・グレーニング、製作総指揮ジェームス・L・ブルックス
監督デヴィッド・シルヴァーマンが製作した「ザ・シンプソンズ」に対する誹謗中傷であり、
シンプソンズMOVIEを楽しみにしているファンへ深い憤りと悲しみを与えています。
タレントとしての芸風で「自らのこと」を卑下嘲笑することはかまいませんが、
吹替えとして参加したとはいえ、他人の作品・仕事を公式の場で侮辱することは「芸風」ではないと思います。
まだシンプソンズを知らない、これからファンになるかも知れない人たちが今回の発言を聞いたらどのように思うでしょうか?
シンプソンズに対して興味を持たずに、「意味が無い」「評価に値しない」というイメージすら持つのではないでしょうか。
そしてオリジナル製作陣がこの発言を知ったらどのように思うでしょうか?
これはシンプソンズ及びグレイシー・フィルムに対する侮辱行為ではないでしょうか。
私達はシンプソンズという作品には笑いの中に家族の愛を伝えるメッセージを感じています。
決して「意味の無い作品」でも「評価に値しない作品」でもありません。
映画とは製作、俳優・声優、全てのキャストが協力して一つの作品を完成させていくものであり、
卑しくもその一部をになった人物が軽々しくその存在を否定するようなことを発言したことを許すべきではなく、猛省を求めます。
また、今回の両氏を起用した20世紀FOX映画に対しては、
このような無責任な発言をする人物を主人公の声優として起用したことについて、正しい判断であったかを問い質したいと思います。
ザ・シンプソンズは20年間も世界中で愛されてきた素晴らしい作品です。それをほんの少しだけ関わった人が軽々しく侮辱することは非常に遺憾に思います。