「意思表明を受けて」
この日会場にいた、考える会のメンバーは大平さんからのお言葉に感動し、涙を流す者が大勢おりました。
けっして容易ではない抗議活動を、TV声優さんの復活を願って頑張り続けたメンバーにとって、大平さんの語る言葉は深く心に響き、自然と涙が出てくるのです。やはり、プロの声優さんの「声」には素人には遠く及ばない、心を動かすエネルギーが込められていると確信しました。そして、吹替えという仕事は「魂」を込める仕事であるとあらためて分かりました。
大平さんの『斬り合ってはいけない』というお言葉を受け、この日から使うために用意した署名用紙とハガキ2000枚は日の目を見ることはなくなりました。正直なところ、メンバーの中にはそれに対する葛藤も少なからずありました。しかし、これを用意するまでの活動で、声優の皆さんがDVDで復活できたのだと、刀を鞘から抜かずに済んだのだとも思います。
そしてこの日、声優変更を考える会から大平透さんと日俳連の皆様に、街頭署名活動の時にユニフォームとして着るために作ったTシャツをプレゼントしました。
シンプソンズのシンボルカラーである黄色のTシャツに袖を通して嬉しそうに微笑む大平さんは、
私達の大好きな、本物のホーマー・シンプソンでした。
リチャード・サカイ Richard Sakai氏へのメッセージをお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/bluela/e/7f7c95aa46b0baaf06c9c02fc8b178e1