板坂先生の言葉を受けて

板坂先生が文中で言及されている映画「マスター・アンド・コマンダー」予告編問題は、「ホテル・ルワンダ」公開運動と並び、ネット発の「公開前の映画に関する運動」として印象深いものでした。
顛末は板坂先生のページに詳しく載っています。
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~itasaka/hato/M&C.html


映画版「ザ・シンプソンズ」が公開されてから約3週間、2008年の1月上旬の時点で、字幕版はコンスタントに集客があり、タレント吹替え版は多くとも映画館には10人程度の集客との報告が入ってきています。
TV声優版が上映されたらどれくらいの集客があったのでしょうか?
板坂先生も「この問題を少しでも不幸に終わらせないためには、声優さんの吹き替えバージョンの劇場公開しかありません」と繰り返し仰られています。
時期は急ぎません。DVDが発売されたあとでも、映画第2弾が始まる前でも構いません。ですが、アメリカのシンプソンズ製作者たちが「映画館で観てもらいたい」と送り出した「映画版」をぜひ、「日本のファンが望むTV声優版」の形で映画館で見る機会を与えていただきたい。
20世紀FOX映画という映画会社が「映画館の意義と存在」を否定することがないことを強く望みます。