「いいかげんに1000回」の放送内容を紹介します

本日11時から、ニッポン放送でオンエアされていた
「ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回」で
和田アキ子さんがシンプソンズのアフレコについて発言していたそうです。
発言内容をゲッツさんが書き起こしてくださったので、紹介します。


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和田:シンプソンズの映画のアフレコがあったんですよ。
それで、も〜また難しくてね。
なんかの新聞なんかで、私がアフレコ初体験って書いてあったけど、前に1回やったことあるんですよ。
スーパーマリオ」でね。クッパ大王・・・ワハハハハ
で、お母さんの役なんですけど・・・
アメリカではもの凄い人気があるんですって、このシンプソンズって。
でも、日本ではイマイチらしいの。だから、なんか盛り上げたくて・・・

アシスタント:映画にあって声をかえて・・・

和田:お父さんが所ジョージで、お母さんが私で、そんで息子に〜ロンドンブーツ1号2号の田村淳で、娘のリサ役にベッキー
で、まぁもう1人いることはいるんですけど、それは赤ちゃんで1歳なのでこの声はないんですけど。
これがまたね〜・・・それでね、クライアントが来るんですよ。外国人の。1人は日本語が分かるんだけど、もう1人は全く分からないらしくて。
で、「シンプソンズ」!っていうイメージがもうあるの。
私もちょっと見たことあるんだけど、凄いのよ!
たとえば私の回は、トム・ハンクスが出てきたり、カーペンターズの歌声が流れたり・・・
昔は、エルトン・ジョンが出たり、エリザベス・テイラーが出たり・・・
その、アメリカで歴代1位のアニメなんだけれども、いろんな本物の芸能人が出てる1位でもあるらしいの。
だから、そのクライアントは、「シンプソンズ」!っていうイメージが物凄くあるわけよ。そのアメリカの。
でさ、たいがい英語版に口を合わせるのよ。アフレコって。
ところが、日本語の方が(セリフが)長いの。
例えば、『何してるの?』ってアメリカでは、凄く早く言っているの。
それが、日本では『あなたたち一体何してんの!』ってなってるのよ。
で、"あなたたち"をカットして、『一体何してんの!』でも・・・口が合わないの。
(台本を貰ってから)予習・予習・予習・予習して行って、20世紀FOXのスタッフは私の台本を見て、感動しちゃってさ。
『喜んでいただけましたかー!』っていう感じで・・・
それでね、旦那のホーマーがちょっといけないことをしちゃって、私たちが家を追い出されるんですよ。あんまりストーリーは言えないけど・・・
それで、ホーマーって旦那は好き勝手なことをして、マージっていうのは、もう凄く優しくて・強くて・悪いことには立ち向かって・・・いい役柄なの。
で、あのー、回想シーンがあって、カーペンターズの歌が流れて、そこで『愛してる』って言うのがあるの。
向こうでは、『アイ・ラーーーブ・ユゥーーー』って言ってるから、そうすると「あーー・いーー・しーー・てーー・るぅ」ってなって。キャハハハハッ
で、元々は『アイ・ラブ・ユー』ってなってるんだから、『アイ・ラブ・ユー』のままでいいでしょ!って言ったら『ダメ!ここには英語を一言も入れたくない』って言うの。

アシスタント:なるほどー、こだわりがあるんですね。

和田:でもそんなに長く「あーー・いーー・しーー・てーー・るぅ」っておかしいでしょ、これ!そんなの日本ではないでしょ。

アシスタント:まぁ、日本では「愛してる」をそんな風に言うことはないでしょうね。

和田:で、「何してるの!」と「愛してる」でつまずいちゃって・・・
それで、「愛してるぅ〜〜」っていったんだけど、それでもクライアントはダメって言って。
(略)で、演技指導の人が厳しい人で、所ジョージも私もベッキーもみんなその人にキレられて・・・所はキレて帰ったらしいですよ。

アシスタント:大変だったんですねー

和田:でホーマーは帰ったって、ホーマーは2回に分けてやったらしいですよ。
で、これは、アッコさんがきたら大変なことになるって言われてたの。
それで、マネージャーからメールで「アッコさん、キレないでください!」って。
で、ウチのマネージャーは台本に一行目に「キレないでください」て書いてあって。
12月に公開になると思うんですけど。またなんか吹き替え用の、前宣伝用のを、もう1回とってくれって言われて・・・
これは一同に会してやるらしいんで・・・私と所っちと・・・でも、本当に面白い出来にはなっていると思いますよ。

アシスタント:みなさんが苦労してとったシーンは、絶対見てみたいですね。


※一部修正しました。放送中には『10秒で「アイラブユー」・・・』との発言があったのですが、どうやら和田氏の思い違いかなにかだったそうで、実際には10秒ではなく、もっとサラッと言っているそうです。誤解を招きかねない表現でした。訂正すると同時にお詫び申し上げます。



苦労したのはわかりました。
でも、オリジナル声優陣は15年前からその作業をずっとされてきているのです。
人格を貶すつもりは毛頭ありませんが、
演技指導にキレて帰るような人の演技に期待する気には全くなれません。


ゲッツさん、ありがとうございました。