20世紀フォックス映画の回答を公開します

この度、20世紀フォックス映画様より、
公開質問状のご回答を頂きましたので、ここに発表いたします。


なお、回答をより理解していただくために、
私達が呼称する“FOX−JAPAN”について説明させていただきます。
“FOX−JAPAN”というのは日本におけるFOXグループの総称的な名称で、
正確にはそれぞれ資本が独立した3つの会社から成り立っています。
・映画配給部門(米国資本):20世紀フォックス映画(以下、FOX映画と呼称):
・DVD販売部門(日本資本):20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン(以下、FOXエンターテイメントと呼称)
・ CS・テレビ部門(日本資本):ニューズ・ブロードキャスティング・ジャパン(以下、NBJと呼称)
声優変更を考える会が今回の映画版の声優変更問題について公開質問状を提出し、
ご回答を頂いたのは”FOX映画“です。
従来のCSテレビ放送版は”NBJ”の管轄であることが分かりました。
そして、DVDの内容に関する決定権は”FOXエンターテイメント”にあるということも分かりました。
ザ・シンプソンズ」という作品は“FOX−JAPAN”が一括で扱っているのではなく
グループ内の各会社が連携しつつ、それぞれの判断で取り扱っているのです。


1)なぜ声優変更の決定をしたのでしょうか。その経緯と理由を説明してください。

マーケティング調査によるFOX映画の判断です。
(FOX映画として)新規であるシンプソンズの映画を公開するにあたり、
日本におけるシンプソンズファミリーにふさわしいキャラクターのイメージで4人を選びました。
これは変更ではありません。(FOX映画による)劇場用ということで新たに声優を選びました。
CSテレビ版は別会社のNBJ管轄であるため、テレビ版からの変更ではなく、
テレビ版と映画版は別物だと考えていただきたい。



2)オリジナル声優の方々のシンプソンズにおける役割(貢献)についてはどのように考えているのでしょうか。

充分敬意を払っています。声優変更については事前に製作プロダクションの方から連絡を入れました。


3)他のキャスト・音響製作スタッフも変更されたのでしょうか。変更したのであれば、その経緯と理由を説明してください。

翻訳は同じです。演出は変わりました。他はテレビ版製作プロダクションと一緒です。
キャストは一部変更になりました。スケジュールの都合です。



4)声優変更について米国FOXの承認を受けられているのでしょうか。 原作者のマット・グレイニング氏は声優変更に関してどのような意見なのでしょうか。

原作者のマット・グレイニング氏の意見は聞かされていませんが、
シンプソンズ映画版の35mmフィルムの契約はFOX映画とグレイシー・フィルム(米国のシンプソンズ製作会社)で結ばれており、
審査を受けて承認を得ています。



5)今後、新たにシンプソンズの吹き替えを作る際は、今回の映画版と同じキャストが継続して吹き替えをするのでしょうか。

全くの未定です。


6)正式な公開予定はいつでしょうか。また、公開規模についても教えてください。

12月15日公開予定です。規模は未定です。(各興行主との話し合いによる)



7)今からテレビ版の声優バージョンを新たに作成して劇場公開をすることはありうるのでしょうか。また、DVD化に際してはどうでしょうか。

FOX映画の管轄である劇場映画版については現段階では無いです。
DVD版に関しては別会社であるFOXホームエンターテイメントの判断によります。



8)多くのファンが抗議活動を行っているが、ご存知でしょうか。またそれをどのように受けとめているのでしょうか。

知っております。真摯に受け止めております。


9)公式HPに「一般の方からのご意見・お問い合せは現在、 受け付けておりません」とあります。
  なぜFOX JAPAN(20世紀フォックス映画)は、 一般からの声を受付ていないのでしょうか。

人員が足りないということもあり、一人ひとりの問い合わせに対して対応できない状況です。
それに関しては対策を取りたいと考えております。



10)アメリカの映画公式サイトでは日本語の吹き替えはテレビ版キャストになっていますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。

映画公式サイトはFOX映画の管轄であり、FOX本社(米国)とのコミニュケーションミスで
日本語の吹き替えはテレビ版キャストになっていました。FOX映画(日本支社)の指摘により現在は削除されました。